Sunday, October 29, 2006

JSSSE`06の最終原稿を投稿しました


JSSSEの最終論文を本日投稿しました。
来年の中国の清華大学で行われる学界ですので、ぜひ採択されることを祈っています。
今までの研究成果をジャーナル用に書き変えたものですが、特許技術をHuman-interactive  AnnealingとData Crystallizationによって、データにはないダミーノードを加えることにより、特許技術を構成する潜在的な技術構造を表し、その構造とそこに示されるダミーノードの関係から、新たな成否開発に関わる新たなシナリオを創発するプロセスの提案を事例によって示しました。
まだ、データに無いダミーノードにより、見えない関係性を示す新しいアプローチであるため、今後このような実験を実ビジネスにおいて行い、この研究の成果を出していきたいと思います。

Titel:”Data Crystallization Applied for Designing New Products"
Abstract—It is only the observable part of the real world that can be stored in data. For such a scattered, i.e., an incomplete and ill-structured data, data crystallizing aims at presenting the hidden structure among events including unobservable ones. This is realized with a tool which inserts dummy items, corresponding to unobservable events, to the given data on past events. The existence of these unobservable events and their relations with other events are visualized by applying KeyGraph iteratively to the data donated with dummy items, gradually increasing the number of edges in the graph, like the crystallization of snow with gradual decrease in the air temperature. For tuning the granularity level of structure to be visualized, this tool is integrated with human’s process of chance discovery. This basic method is expected to be applicable for various real world domains where chance-discovery methods have been applied.

Wednesday, October 25, 2006

CODATAにて発表を行いました。








10月23日から中国・北京で開催されたCODATAの学会に参加しました。
23日は、日本から著名な先生が多数集まられており、O先生、A先生、T先生、M先生などと懇親会を行いました。
24日は、ホテルの近所の地元の食堂に4人で出かけ、お店の探索をしました。
蒸し餃子、蒸し饅頭、茶卵、ラーメンを4人分食べて、全部で29元(日本円 500円)とバカ安でした。しかも、味が抜群にうまいので、探検隊としては絶賛の結果でした。
本日、24日は、都合で参加できなかった共同研究者のM氏と自分の研究を発表しました。
セミナー三参加者は、40名程度を多く盛況でした。発表も、前日のリハーサルをしていたため、無事終えることができました。
CODATAは、2年に一度の開催のため、来年2月にはCODATAの書籍を発刊するので、今回の学会発表論文が掲載されるとのことです。
少しずつ、研究が認められ始めており、非常にうれしいです。

Saturday, October 21, 2006

論文が”Compuer Science”に掲載されました

吉報です。
昨日Springerより、投稿していた論文"Emerging Novel Scenarios of New Product Design with Teamwork on Scenario Maps Using Pictorial KeyGraph"が、 "Lecture Notes in Computer Science"に掲載されるとの連絡を受けました。
http://dx.doi.org/10.1007/11893011_6

自分の研究が少しづつですが、公式に認められはじめたのが嬉しいです。

Wednesday, October 18, 2006

情報処理学会「「第98回情報システムと社会環境研究会」の原稿を投稿しました

11月6日に新潟で開催される、情報処理学会「第98回情報システムと社会環境研究会」の原稿を投稿しました。
あいにく、都合がつかず学会には参加できません。代理で同室の研究者の方に発表をお願いするつもりです。
タイトル:「Human-Interactive Annealing手法を用いた特許技術の新たなシナリオ創発」
堀江 健一*1 前野義春*2 大澤幸生*1
東京大学*1 筑波大学*2

概要: 目に見える動態的な出来事は、時として観察された出来事の背景に潜む潜在的な構造によっ  
    て理解される場合がある。そのような潜在的な構造は、ダーク・イベントと呼ばれる目に見えな
    い出来事で構成される。このようなダーク・イベントを可視化し解釈するために、人とデータとの
    双方向な解釈によりデータを金属のように焼きなまし、結晶化させる”Human-interactive
    annealing”という手法を開発した。この研究では、”Human-interactive annealing”の手法を
    用いて特許技術のデータに潜む潜在的な技術構造から特許技術の新たなシナリオを抽出する
    事例を紹介する。

Sunday, October 15, 2006

KeyGraphとメタ認知実験

昨日の研究室で、メタ認知の実験条件について事前実験の状況を聞いた。
高さ4.5MからプロジェクターでKeyGraphで処理したデータを床上に投影したとのことである。
床には反射シートを置き、画像がきれいに映るように工夫をしたとのこと。
真理大学での実験も可能となりそうなので、引き続き予備実験の結果について情報交換をしていく予定。

輪講に参加しました

昨日は、研究室に1ヵ月ぶりに顔を出しました。
元気な仲間のK氏、M氏、G氏そして、新たに参加されてY氏と一緒に”Computation,Causation,Discovery”Clark Glaymour &Gregory F.Cooper著の本を読みました。
べイジアン・ネットワークを用いてデータの因果関係を可視化する手法についてまとめた本です。
G氏よりベイジアン・ネットワーク(事象間の因果関係を確率と有向線で示す方法)、マルコフ理論(最終的な事象に影響ある直前の事象のみ因果関係があるとする理論。以前の影響ある事象は因果関係がるとみなさない)、d?Separation(2つの事象に因果関係のある事象を分離すると、その2つが独立事象になる事象)の定義について説明があり、その後Y氏、G氏から第一章の各節の説明があった。
なかなか難解な内容の本であるが、最近の研究についての理論であるので、今後の研究にも役立ちそうである。
次週は、台湾からのカメラネットワーク参加となるが、自習をして発表時に備えたいと思う。

Wednesday, October 11, 2006

台湾 真理大学との共同研究

O先生のご紹介で、台湾真理大学の洪助教授と今週のSMCで知り合いになりました。
近いうちに、研究成果の説明会を真理大学でさせてもらう予定です。
その後、一緒にメタ認知とKeyGraphの実験を行いたいと考えています。
日本の研究室では、日本酒で開始しますが、私は淡水の夜市の食べものにしようかと考えています。
真理大学の学生と味覚の違いを議論できるので、面白いと思います。
楽しみです。

Tuesday, October 10, 2006

JSSSE`06の原稿を投稿しました

来年、中国北京の清華大学で開催されるJSSSE`06の学会に原稿を投稿しました。
タイトルは、”Data Crystallization Applied for Designing New Products”です。
Abstract:New products have been generally designed from visible events in the market, technology and competition, etc. It is, however, newly recognized that latent structure behind observation often plays an important role in the dynamics of visible events. Such latent structure is composed of invisible events named dark event. Human-interactive annealing and Data crystallization are developed to visualize and understand dark events. This paper presents application of the human-interactive annealing and Data crystallization for designing new products from patented technologies. The usage of Pictogram, which contains drawings, charts and texts, aided examinees not only to reinterpret the event map created by Data crystallization more precisely and deeply but also to create six new scenarios for designing new products.
まだ、修正する箇所が多いですが、11月1日締め切りまでに完成しようと思います。

ICDM`06 DMDM`06の投稿が採用されました

DMDM`06の投稿が採用になりました。
タイトルは、”Designing New Product Scenarios for Patent by Human-Interactive Annealing with Pictogram”です。

Abstract— Latent structure behind observation often plays an important role in the dynamics of visible events. Such latent structure is composed of invisible events named dark event. Human-interactive annealing is developed to visualize and understand dark events. This paper presents application of the human-interactive annealing with Pictogram for designing new product scenarios for patent from latent technology structure behind current patented technology. Pictogram aided examinees not only to reinterpret the event map more precisely and deeply but also to create six new scenarios for paten. Two of them are novel scenarios and worthy of consideration for new patent application.

12月18日kら香港で発表する予定です。

Monday, October 09, 2006

SMC‘06が開催されました

10月9日にChance Discoveryのセッションが園山大飯店の10階で開催されました。
O研究室O先生、K大学Y先生、O大学M先生、共同研究者のM夫妻など沢山の研究者が集いました。
会場は、真理大学の先生や生徒を含む30名近い参加者で埋まり、活況でした。
今回の発表では、M氏の発表が極めて新たなアプローチでした。
Human?Interactive AnnealingのアルゴリズムとData Crystalizationの理論を中心に発表されましたが、参加者からの質問も非常に多く、また示唆に富むものが多かったように思えました。

"Chance Discoveries in Real World Decision Making"に研究成果が掲載されました

最近、Springer Verlagから出版された”Chance Discoveries in Real World Decision Making"、Ohsawa &Tsumotoに最近WEASのJournalに掲載された研究成果が掲載されました。
日本語の書籍についで英文の書籍に初めて掲載されました。
研究の面白さが益々増えてきました。

Sunday, October 08, 2006

「チャンス発見のデータ分析」 東京電機大学出版局に掲載されました


台湾で開催されるSMCの学会発表に先生が訪問され、空港で出迎えました。
お土産に、最近東京電機大学出版局から出版された書籍「チャンス発見のデータ分析」(大澤幸夫著)を頂きました。
書籍の93-98ページ及び109ページに今までの研究成果が2件掲載されました。
書籍掲載は、最初なので非常にうれしい気分です。

Thursday, October 05, 2006

SMC`06(IEEE) in Taiwan

10月8日ー10日に台湾台北市の円山大飯店(GrandHotel)で2006年SMCの学会が開催される。
この学会は、O先生や同級生のM氏夫妻も参加されることになった。
台湾は、中秋で10月6日から10日まで休暇で、丁度で迎えるのは良い日程となった。
あいにく、学会発表はないけれど、台湾の著名大学の教授や研究者と知り合いになれるので、ぜひ参加して人脈形成しておきたいと思う。
それと、久々にお世話になったO先生はじめ共同研究者のM夫妻が訪台されるので、楽しいイベントやおいしい食事を考えなければならない。
まだ、台湾に直任して2週間とほやほやの自分としては、心もとないけれど、できる限りのことはしたいと思う。
いまから、楽しみである。