創造性のある知識の構築を考える
人が、多様な分野の情報や知識を貯蔵している場合、その知識は、その人自身のルールに従って貯蔵方法が決められていると考えられる。その場合、その人のメタ知識も自分自身の知識や情報の貯蔵方法に準じていると考えられる。
製品の要素、目的、機能など特定の観点でメタ知識を編成することにより、その人の知識の構造化が可能になる。知識の構造化を行ったうえで、その構造化されたものとは異質な情報や知識を取り込むことにより、既存知識の再構造化を促し、新たな製品のデザインに関するシナリオや概念を創造することが可能になるのではないかと思う。
1.数名の人にキーワードを示し、そのキーワードに関連すると思われるイメージ画像を各自で複数集
めてもらう。(メタ知識の編成)
2.そのイメージ画像を見ながら、各自でキーワードに関連する単語を自由に連想し、羅列する。(メタ
知識からの知識抽出)
3.改めて画像を組み合わせながら、各自で羅列した単語から想起されるシナリオを作成する。(知識
の構造化)
4.次に、グループで各自のイメージの組み合わせをシナリオを発表し、相互に解釈する。
5.その後、キーワードに適切とグループで思えるイメージの組み合わせとシナリオを作成する。(異質
な知識の取り込みによる知識の再構造化)
6.抽出されたイメージとシナリオを評価する。評価方法については、要検討。