4月17日は、中国杭州市でのWSEAS学会発表、4月24日は、急な出張のためにゼミへの参加が出来ず、昨日久々にゼミに参加しました。
ゼミで購入していた大型液晶テレビの架台を組み立て、やっと安心して見れるようになりました。
でも、縦型より平面置きで参加者が画面を囲むように見て議論するスタイルのほうが議論が盛り上がるし、皆が肘が触れるくらいに近づいて話すほうが一体感がでて新しいアイデアが生まれそうです。
グループディスカッションにおける、各個人間の距離の関係も以外に創発的認知の要因になる可能性を感じます。
K氏の発表は、擦り合わせ型GUI開発設計をモジュール型に変換するためのコミュニケーション方法の提案のように思えました。ドメイン知識を共有するドメイン場を設定し、コミュニケーションギャップを解決する簡易記号の導入により、開発時間が短縮できるという効果を得ることができました。
従来であれば要求仕様を解釈し、設計仕様に変換するインターフェースは、専門技術者とチームリーダーとの暗黙的な知識や経験の擦り合わせを行うことにより時間をかけて行われていました。
これを、インターフェースのコミュニケーションをドメイン場、簡易記号の導入で、円滑で簡便になり、各主要工程での意思決定が早くなります。その結果、モジュール型のようにインターフェース設計を工夫すれば、工程が組み合わされるような状態に変更することが出来ました。
但し、このモジュール型開発設計手法により高効率な結果がえられましたが、新たなデザインのアイデア創発する仕組みになっていないように思えました。結果として、一般的な製品設計には良いのでしょうが、顧客の感性を刺激する新たなデザインが生み出されることは困難なよう思いました。
M氏のイタリア旅行の発表は、素敵な写真が見られて非常に刺激になりました。やはり、偉大な賢者達の彫像は、威厳がありオーラが出ています。マグダラのマリアの木彫りの彫像も迫力があり、一目見たら目がひきつけられるようなインパクトがありました。
一方、HAの研究発表がありましたが、やはり粒度が細かくなると人によって解釈できる内容が異なってくるように思えました。
創発的なプロセスである、HAの表示の前に以下のプロセスで進めるのが良いのではないかと思います。
1.黒ノードと黒リンクの数を制限し、赤ノード数を0にして表示。(共起グラフ)
2.黒ノードと黒リンク数を増加させ、10個程度のIslannd までになるように数段階で段階的に表示(共起グラフ)
3.2.の各段階のKeyGraphに赤ノードを入れてブリッジを形成させ表示
4.1から3でデータの解釈をグループディス内部で共通に深める。
5.HAを使用し、荒い粒度から細かい粒度へ多段階で表示し、創発的なシナリオ作成を促す。