Thursday, May 31, 2007

鼻腔手術後順調に推移しています

研究とは関係ありませんが、先週鼻腔湾曲矯正手術を受けました。小学校の頃より耳鼻咽喉科の医師に指摘されており、だんだん影響がひどくなり、最近では息ぐるしかったり、鼻が詰まったりしていました。そのため、頭がすっきりせず、思考するのに苦労していました。
思い切って、手術を受けましたが、全身麻酔で手術を受けたので痛みもなく、術後2日間病院で入院するだけですみました。昨日、術後のチェックを受けましたが、順調に回復しているようです。鼻腔に詰めていた綿を抜いてもらうと、空気が今までの3倍以上肺に入り、こんなにも深呼吸がすばらしいものか感動しました。
その後、少し鼻腔内が空気に接触して刺激されたのか、鼻腔が痛くなり鼻水が出るとともに、涙が出てきました。昨晩はゆっくり家出療養したお陰で、今朝は順調です。
さあ、心を入れ替えて研究に励もう。

KES Journalの投稿に落ちました

先日、投稿していたKES JOURNAL SPECIAL ISSUEへの投稿原稿が、残念ながら受諾されませんでした。基本的な英語のミススペルや英語表現が悪かったり、実験に関する論文の構造も時系列的で悪かったようです。また、使用したツールのKeyGraphでなぜJaccard係数を使用するのかについて詳しく言及しなかったことも問題だったようです。Data Crystallizationのアルゴリズムでダミーノードを自動的に挿入する時に、なぜJaccard係数を使用し、出現頻度より共起頻度の高い単語を抽出するのかを詳しく説明する必要があったわけです。
このReviewの指摘は非常に良い点を突いており、論理的な説明を今後の論文に記述しなければならないと気づかせてくれました。
投稿は落ちたけれど、前進するための良い通過点になったと思います。

Thursday, May 24, 2007

市場導入前の尖ったユーザーの製品に対する要望を探る

新製品を導入するときに、市場に存在する技術知識に優れ、市場をリードする尖った顧客の存在があります。
しかしながら、この尖った顧客の発見や、その人の要望を素早く把握し、製品開発に取り組む具体的な方法は、世の中に存在していません。
今後の研究では、そのような尖った顧客の要望を発見し、製品に取り込む方法をData CrystallizationとHuman-Interactive Annealingの手法を改良して実現できないか考察中です。
6月末までに予備実験を繰り返し、実現に向けて研究を進めていきたいと思います。

ISSS2007に投稿しました

8月に東京工業大学で開催されるISSS2007に投稿しました。
タイトルは、CREATING SCENARIO FOR NEW PRODUCT DESIGN WITH HUMAN-INTERACTIE ANNEALING AND DATA CRYSTALLIZATION
要約は、The importance of Patent is being recognized more than ever because it is considered as the core component for technology transfer to industry. It should be applied strategically for new product design. It is, however, common that Japanese patent claims are described in one sentence with peculiar style and wording and that they are difficult to read and understand for ordinary people. In chance discovery, it is newly recognized that latent structure behind observation often plays an important role in the dynamics of visible events. Such latent structure are composed of invisible events named as hidden events and can be visualized by data crystallization, where dummy nodes may potentially correspond to them. In addition, a new method, human-interactive annealing is developed to reveal the latent structure along with a simplified stable crystallization algorithm. In this paper, we propose designing Patent Map and process with data crystallization and human-interactive annealing, which visualize latent structure of patent claims. For further assistance, Pictogram which contains drawings and short text file are applied. Six new scenarios are emerged and two of them are selected for the development of product in real business.

特許技術データ内部には存在しないが、データを構成する潜在的な構造を発見するために、Data Crystallizationを使いました。実験結果で、6つの大きな要素技術を分離して表出できました。また、その6つの要素技術を結ぶ隠れたノードにより、特許技術の関係を示す潜在的な構造を可視化することができました。
この隠れたノードを概念合成の誘導因子として利用し、6つの要素技術の概念を適切に融合させた新たな技術シナリオを6つ創発することができました。実現可能性、新規制、販売可能性が高く、製品デザイン開発に活用できると考えられる2つのシナリオを選択しました。
この