異質なデザイン創発を行う補助線の効用
今朝、久々にO研究室に顔を出して、O先生と面談した。
今後、博士論文作成いあたり、参考文献の読む数が少なすぎること、論文の構成に一貫性が無いことなど率直な指導を受け、深く反省するとともに、出来の悪い学生に対する暖かい言葉に感謝した。
その後、K氏、M氏を交えて、異質なデザイン創発を行う補助線の効用について初期実験の結果を発表した。
KeyGraphによるデータ処理後のグラフ図を黒ノードと黒リンクだけ2枚、更に赤ノードを入れたもの1枚の3枚を提示し、被験者8名に関連性のある言葉を線で結び、想起されるイメージを描いてもらった。
1枚目は、非常にシンプルなデザインが多い。
2枚目は、複雑なデザインに変化していた。
3枚目は、白紙、更に複雑なデザイン、異質なデザインの3種類になった。
この結果、赤ノードが異質なデザインの効用を担ったとものと思えた。
しかし、今回現れた赤ノードは、データベースから考えると関連性を示すものではなく、むしろ新たな制限を与えるものであると考えられることから、Finkeの「制限を与えたほうが創発性が上がる」という結論を裏付ける実験結果となってしまった言える。
M氏より、数学の図形のように1つの結論に収束する補助線と、新たな発案を導き出す補助線があって良い。そのためには、現在の実験方法を変えたほうが良いと助言を受けた。
改めて、実験方法を改良し、実験をしなおして見ることにする。
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