Sunday, April 22, 2007

発明者と新製品を市場に導入し市場形成に影響力を与えるリーダーとの違い

発明者とは、技術の知識に造詣が深く、従来の目的、機能や手段に縛られず、自ら発見した技術を新たな目的、機能、手段に結びつけて、新製品を開発する人である。
発明とは、①新たな技術を組み合わせた新製品を新規市場に投入する、②従来の技術の製品を新たな市場に展開する、③従来の技術の違った組み合わせを行った新製品を既存市場に投入する、④新たな技術を組み合わせた製品を既存市場に投入する、という4分類で定義されている。

一方、市場に影響力を与えるリーダーは、技術知識に造詣が深く、新たな技術知識に基づいて目的、機能まは手段を新たに結びつけると共に、後に続く他者に最終的に共感または同意を与えることができる人と定義できる。
マーケティングでは、企業が新たな製品を開発し、新市場に受け入れてもらえるには、この市場に影響力を与えるリーダーの好みに合致する必要があるといわれている。
そのような市場に影響力のあるリーダーを探す方法として、新製品が新市場に導入され、市場の主力商品になった時系列のあるデータに基づき、IDMのような影響伝播の強さを測定することにより可能である。しかしながら、市場が形成されていない状態でのデータでは、その影響度を測定できないため、影響あるリーダーを特定することは困難である。
しかし、影響力のあるリーダーは、後に続く他者に共感を与える要素を持っていると仮定すれば、その選好要素は稀であるが、他者と何らかの関連性を持っているはずである。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home