Sunday, September 10, 2006

久々の研究室

昨日は、久々に研究室に顔を出した。
すでにK大のI君とO先生が改良した紙芝居ツールの議論をしていた。どうやら、今までのツールにはバグがあったようで、その修正に加え、あらたに特化係数を用いて、文章内の頻度は少ないが特徴ある上位単語からKeyGraphでグラフ図を形成する機能を加えたとのこと。また入力データ数も増やせるようにしたようである。これで、実務の実験に使える可能性が出てきた。
その後、O先生とStanford大学のR教授やOlin大学のO教授との共同研究を進めるために、今までの研究成果を2又は3件の論文にまとめ直し提示することになった。米国の大学ではAcademicな研究であっても実業界で応用が利かない研究は最近評価が低いようで、今後は実務に応用できる研究にも力を入れたいとのことであった。
現在、特許をM氏が開発したHuman Interactive Annealing手法で解析し、その解析に基づいて新たな特許技術のアイデアを創発させる手法を研究している。
しかし、ものづくりの研究としては、技術とマーケットのニーズを結びつけることが必要である。この両方を取り入れたプロセスを確立しなければならない。そのため、市場調査データの解析にも着手し始めた。
最終的にプロセスの開発後に創発されたアイデアやシナリオを具現化した製品に落としこむ作業の中での評価方法についても検討が必要である。
この評価方法については、先行研究を改めて調査したいと思う。

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