アフォーダンスの選択について
ヒトは、環境にあるアフォーダンスを選択し、意味づけを行い、行動を起こす。
この行動を起こすことにより、現在の環境とは異なる環境へ移行する。
このように、ヒトは行動をおこし新たな環境への移行を行いながら、その環境に適応するように進化していく。
チャンスを発見することもヒトが異なる環境へ移行する大きな要因の一つとなる。
チャンスというアフォーダンスを選択するヒトは、独自の着眼点をもっているようである。
それでは、組織のなかで独自の着原点を生み出す手法はあるのだろうか?
できるだけ、組織の多くのヒトがチャンスを発見する着眼点に気付き、その気付きを組織の中に伝播できると、
チャンスを発見し、チャンスを生み出す組織となる。
そのためには、一度原点に戻り実験のフレームワークを組みなおしたいと考えている。
グループで、ある題材について議論をするにあたり、題材の核となる事象の写真を複数準備し、その複数の事象との関係性について想起できる写真を事象間に貼り付け、そのシナリオを説明する。その操作を参加者で何度も繰り返す。その作業の中で、参加者が不適切であると思える写真があれば、削除または適当と思える場所に移動する。
このように、参加者全員が合意できるような状態まで議論を重ねて、最終的に合意した配置から、核となった複数の事象間の関係を示す写真の中で、稀な事象で特徴のある写真を探し出す。
その写真が、まさに参加者独自の着眼点と思われる。
この仮説の元、数度実験を繰りかえし、独自の着原点の発見方法とその着眼点が生まれる過程を分析する。
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