特許の新たなシナリオ創発に関する打ち合わせ
1月12日のシナリオ創発ワークショップのランチミーティングで、M氏と特許のシナリオ創発の実験を再考しました。
当初予定していた複数グループによる複数手法から得られるシナリオの質を比較評価する実験は、時期尚早であり、最初は目的を絞って実験したほうが良いとの結論に至りました。
まず、最初にKeyGraph上の環境データを理解しやすい方法を定めるために基礎実験を行う予定です。
1.特許データをベースにして、KeyGraphの黒ノードクラスターのみの共起グラフで、黒ノードクラスタ
ーを増やしながらシナリオを創発する。最初は、2-4の黒ノードクラスター、次に4?8程度、最後に
8-16程度の三枚のグラフ図を提示する。
2.同じく特許データをベースにして、KeyGraphにて黒ノードクラスターを増やし、その時に黒ノードクラ
スター間を結ぶ赤ノードを1つだけにしてシナリオを創発させる。
上記1と同じ、3枚のグラフ図を提示する。
3.創発されたシナリオを実験後被験者に評価してもらい、シナリオの数、質を比較評価する。
評価項目は、別途打ち合わせる予定。
その基礎実験に基づいて、上記の2.の手法によって理解しやすいことが確認できれば、KeyGraphとデータ結晶化ツールによる新たなシナリオ創発の実験に進む予定。
1.顧客訪問データをベースにして、被験者6人の2グループで実験を行う。
2.KeyGraphの黒ノードクラスターの粒度を徐々に細かくしていき、クラスター間の赤ノードを最少数
にして提示する。最初は、2?4の黒ノードクラスター、4?8黒ノードクラスター、8?16黒ノードクラ
スターの3枚を提示する。その3枚から被験者がシナリオを創発させる。
3.次にデータ結晶化を行い、上記の3枚にダミーノードによる赤ノードを加えて、3枚提示する。
そのデータ結晶化させた3枚のグラフ図から被験者がシナリオを創発させる。
4.上記の2と3で創発されたシナリオの質の違いを被験者の評価で比較する。
最終の研究目的は、Eris助教授の質問法と組み合わせてデータ結晶化ツールを起用し、シナリオナビゲーションのような能動的に新たなシナリオを創発させるツールとプロセスを開発したい。
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