Saturday, December 31, 2005

チャンスフィッシングとは

筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業科学専攻システムマネージメントコースの博士課程前野義晴さんが、チャンス発見コンソシアムで、「チャンスフィッシング?頭と目、手と足も使うチャンス発見?」という演題で、発表した。
チャンスをデザインすることはできないが、チャンスが希少なのは、例外的だからではなく、多くのコンテキストで表出化しにくいからである。コンテキストを変え(足を使う)、タネを仕込む(手を使う)ことで、チャンスの表出化を促進できると考える。より能動的なチャンスフィッシングの今後の技術的な可能性を議論する。また、応用面として、企業、知識資産、プロジェクト内の人的資源などの相互関係の評価に関して、今後の展望を議論する。
具体的には、KeyGraphのテキスト・データにダミーデータを挿入し、黒ノード同士がリンクする「島」と「島」の間に仮想の「橋」である赤ノード(ダミーノード)を表出させ、「島」と「島」の関係について解釈し、新たなシナリオの創発を促す。
このツールは、工夫すると実用面で使えると直観的に思えた。実例の実験ツールとして評価してみる予定。

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