Friday, June 29, 2007

気づきと閃きについて

新しいアイデアや斬新な事を考えるていると、従来の出来事を論理的に整理し始めます。
整理した構造を何度も何度も繰り返し、ぐるぐると思いを巡らせて、既存のものから新しい形を生み出そうと考えます。
しばらくすると、頭の中が飽和して新たなことを考える集中力がなくなり、気分転換に散歩をしたり、音楽やテレビを見たりします。その時に、やっぱり頭のどこかで気にかけ、考えているのでしょう。
突然、絡まった糸の端が見えたり、はめられるジグゾーパズルのかけらを見つけたりするような、新しいことに気づくことがあります。そうすると、堂々めぐりしていた頭の中で整理されていた従来の構造の解体が始まり、新たな組みなおし作業が始められます。うまく組み直されないと、また、おなじ堂々めぐりが始まります。そして、ある時、突然に閃き組み直しが上手くいくときがあります。
このときに、新しいアイデアや斬新な事が発案されます。
気づきとは、まさに閃く前の予備準備なのです。
閃きとは、新たな組みなおす方法を発見することなのです。
気づきとは、人間の認知作業の一環です。同じ絵を見ても画家の意図にある人は気づき、ある人は気づきません。また、同じ人でも、気づく時と気付かない時があります。
人間は同じものを全体的に見ているのに、注意している場所が違うと全く解釈が異なることもあります。
3次元写真に目を近づけて1-2分見てから、写真を遠ざけると立体的な画像が見える人と見えない人もいます。
このように、人間の認知は個人の差もあります。
しかし、もし気づきを与え、誰でも閃きを持てるようにすることができれば、多くの人が新たなアイデアや斬新なことを提案することができるようになります。
今までのチャンス発見の手法以外の方法を是非発明してみたいです。

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